「自己破産するしかない」と思っているあなたへ
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この記事では、夫婦で債務整理した場合のメリットやデメリット、手続きの際のポイントなどを解説していきます。
「夫婦で借金に悩んでいる」という方は少なくありません。
生活費や住宅ローンなど、一緒に生活していれば欠かせない出費が発生します。
しかし、夫婦それぞれが借金を抱えていた場合、家計が苦しくなることは明白です。
子どもが大きくなればさらにお金がかかりますので、このあたりで借金問題を精算しておくべきでしょう。
夫婦の一方が債務整理することもできますが、二人同時に債務整理することも可能です。
そして、夫婦一緒に債務整理した方が良い場合もあるのです。
まずは、夫婦で債務整理する場合のメリット・デメリットについて整理していきましょう。
夫婦で債務整理をする場合のメリットとデメリットは以下の通りです。
夫婦で債務整理をする場合のメリット
一番のメリットは、やっぱりお金の悩みを夫婦で共有できることだと思います。
夫婦で債務整理をする場合のデメリット
一番のデメリットは、一定期間ローンが組めなくなることで生活が不便に感じることです。
夫婦で債務整理をする場合の手続きの流れと注意点は以下の通りです。
夫婦で債務整理をする場合の費用と期間は、債務整理の方法や依頼する事務所によってことなりますが、一般的には以下のようになります。
任意整理
費用:債権者1社あたり2万円~5万円程度(税別)が目安です。夫婦で同じ事務所に依頼すると、割引が適用される場合があります。
期間:債権者との交渉がスムーズに進めば、3ヶ月~6ヶ月程度で完了する場合が多いです。
個人再生
費用:着手金として10万円~20万円程度(税別)、成功報酬として債務額の5%~10%程度(税別)が目安です。
夫婦で同じ事務所に依頼すると、割引が適用される場合があります。
期間:裁判所の審査や債権者の意見が必要なため、1年~2年程度かかる場合が多いです。
自己破産
費用:着手金として15万円~25万円程度(税別)、成功報酬として5万円~10万円程度(税別)が目安です。
夫婦で同じ事務所に依頼すると、割引が適用される場合があります。
期間:裁判所の審査や債権者の意見が必要なため、6ヶ月~1年程度かかる場合が多いです。
夫婦で債務整理をする場合の影響とリスクは、債務整理の方法や借金の種類によってことなりますが、一般的には以下のようになります。
信用情報への影響
任意整理:債務整理の事実が信用情報に記録され、債務整理を終了した日から5年間はローンやクレジットカードの利用が制限されます。
個人再生:債務整理の事実が信用情報に記録され、債務整理を終了した日から5年間はローンやクレジットカードの利用が制限されます。
自己破産:債務整理の事実が信用情報に記録され、債務整理を終了した日から10年間はローンやクレジットカードの利用が制限されます。
資産への影響
任意整理:債務整理の方法としては最も資産に影響が少ないですが、債権者との交渉によっては、一部の資産を売却したり、担保にしたりする必要がある場合があります。
個人再生:債務整理の方法としては中程度の資産に影響がありますが、住宅ローン特則を利用すれば、持ち家や車などの資産を確保することができる場合があります。
自己破産:債務整理の方法としては最も資産に影響が大きく、基本的にはすべての資産を没収されますが、生活に必要な最低限の資産は残すことができます。
連帯債務や保証人への影響
任意整理:連帯債務や保証人付きの借金を債務整理する場合は、連帯債務者や保証人にも同意が必要です。
連帯債務者や保証人が同意しない場合は、債務整理ができない場合があります。
個人再生:連帯債務や保証人付きの借金を債務整理する場合は、連帯債務者や保証人にも影響が及びます。
債務整理をした本人の借金は減額されますが、連帯債務者や保証人の借金は減額されません。
そのため、連帯債務者や保証人に返済の責任が移る場合があります。
自己破産:連帯債務や保証人付きの借金を債務整理する場合は、連帯債務者や保証人にも影響が及びます。
債務整理をした本人の借金は免責されますが、連帯債務者や保証人の借金は免責されません。
そのため、連帯債務者や保証人に返済の責任が移る場合があります。
夫婦で債務整理をする場合、以下4つのポイントをおさえておくとよいでしょう。
夫婦の一方が債務整理した場合の影響について、筆者自身の経験をふまえてお話ししたいと思います。
私は結婚してから自己破産しました。
年齢は40歳を過ぎたあたりで、これから教育や家の修繕にもお金がかかるタイミングでした。
そのため、妻には本当に苦労させましたし、色々な面で我慢させていたと思います。
債務整理を考えるなら、20代・30代という若いあいだにおこなうのがおすすめです。
年齢が上がれば色んなお金が必要になりますし、老後に備えて貯蓄だって必要になるからです。
夫婦一緒に債務整理をすれば気持ちを一つにするとができますので、お互い励まし合って再スタートしましょう。
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