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債務整理は20代のうちに!早めの手続きで人生を再構築しよう!

この記事では、20代で債務整理をするメリット・デメリットについて、債務整理経験者の視点でお答えします。

 

20代で借金に悩んでいる人は、今も昔も変わらずに多いです。

 

私も初めて借金をしたのが学生だった20代前半でしたが、利息のことなど考えずに好きなものをガンガン買っていました。

 

しかし、まさか就職してからも返済に追われることになるとは思いもしませんでした。

 

お金を借りるのは割りと簡単ですが、返済するのは本当に大変なことなのです。

 

今回は、20代で抱えた借金を債務整理で解決すべきかについて考えます。

 

20代で借金に悩むあなたの参考になれば嬉しいです。

20代で借金を抱える人の割合や借金の理由

 

20代で借金を抱える人は少なくありません

20代は社会人としての経験が浅く、収入も安定していないことが多いです。

 

そのため、生活費や趣味のために消費者金融やクレジットカードなどで借金をしてしまうことがあります。

 

また、友人や恋人との付き合いやプレッシャーに耐えられずにギャンブルや投資などに手を出してしまうこともあります。

 

統計によると、20代の借金者の平均借金額は約300万円で、全体の約10%を占めています。

 

20代の借金者の約7割が消費者金融やクレジットカードなどの高金利の借金をしており、返済に苦しんでいます。

 

しかし、借金がヤバいと感じる基準は人それぞれです。

 

借入についてヤバいと感じる基準は、借入額や利息、返済期間や返済能力などで変わるからです。

 

一般的には、月々の返済額が収入の3分の1以上になる場合や、借金の総額が年収の3倍以上になる場合は、借金がヤバいと言えます。

 

しかし、借金がヤバいと感じるかどうかは、個人の感覚や価値観にも左右されます。

 

  • 例えば、Aさんは月収20万円で、月々の返済額が8万円の借金をしています。
    しかし、Aさんは、自分の生活水準を下げれば返済できると考えており、借金がヤバいとは感じていません。

  • 一方、Bさんは月収30万円で、月々の返済額が6万円の借金をしています。
    Bさんは、自分の趣味や旅行などを楽しみたいと考えており、借金がヤバいと感じています。

借金問題に早めに対処することが大切です

借金問題に早めに対処することで、利息の膨らみや取り立てのストレスを防ぐことができます。

 

また、若いうちに借金問題を解決することで、将来のライフイベントへの影響を最小限にできます。

 

借金問題に対処する方法としては、債務整理があります。

 

債務整理とは、弁護士や司法書士などの専門家に依頼して、借金の総額や利息を減らしたり、返済期間を延ばしたりすることです。

 

例えば、Cさんは20代で約500万円の借金をしていました。
Cさんは、債務整理をすることで、借金の金額を約200万円に減らし、返済期間も10年に延ばすことができました。
月々の返済額が3万円になり、生活に余裕ができたことで、将来の結婚や住宅購入などのライフイベントに備えることができました。

20代で債務整理するメリット

 

将来のライフイベントへの影響を最小限にできる

債務整理をすると、信用情報機関に事故情報が登録され、一定期間はローンやクレジットカードが利用できなくなります。

 

しかし、20代ならその期間が終わるまでに、結婚・出産・住宅購入などのライフイベントを迎える可能性が低いため、影響を受けにくいといえます。

 

また、借金の返済に苦しむよりも、債務整理で借金を減らすことで、経済的に余裕ができ、将来のために貯金や投資などを始めることができます。

任意整理ならブラックリスト入り以外に大きなデメリットがない

任意整理とは、債権者と交渉して、おもに将来利息をカットして元金のみを分割できる方法です。

 

任意整理は、裁判所を介さない私的な手続きなので、官報に掲載されることはありません。

 

また、任意整理は、全ての債権者に対して手続きする必要はなく、保証人がいる債務や住宅ローンなどは除外することができます。

 

任意整理のデメリットは、信用情報機関に事故情報が登録されることと、債権者が拒否する可能性があることですが、それ以外には大きなデメリットはありません。

20代で債務整理するデメリット

 

ブラックリスト入りで一定期間新たな借入ができなくなる

債務整理をすると、信用情報機関に事故情報が登録され、一定期間はローンやクレジットカードが利用できなくなります。

 

この期間は、債務整理の方法によって異なりますが、任意整理や特定調停では5年、個人再生や自己破産では10年程度です。

 

この間は、新たな借入ができないだけでなく、既存のクレジットカードやローンも利用停止になる可能性があります。

 

また、携帯電話やインターネットなどの契約も、信用情報を確認されると解約されることがあります。

 

このように、債務整理をすると、日常生活に不便が生じることがあります。

自己破産の場合は資産を手放さなければならない

自己破産とは、裁判所に申し立てをして、財産の一部を処分し、すべての借金を免除する方法です。

 

自己破産のデメリットは、財産を手放さなければならないことです。

 

裁判所は、債務者の財産を調査し、価値のあるものは回収して債権者に分配します。

 

ただし、生活に必要なものは、回収されません。

 

例えば、自宅や車、家具や家電、衣類や食料品などは、一定の基準の範囲内であれば、残すことができます。

 

しかし、自宅や車にローンが残っている場合は、返済ができなくなるため、差し押さえられる可能性が高くなります。

筆者は自己破産しましたが、車を差し押さえられることはありませんでした。新車の登録から7年が経過しており、財産価値なしとみなされたからです。

20代で債務整理する方法

 

任意整理とは、裁判所を介さずに、弁護士や司法書士が債権者と交渉して、借金の減額や利息のカット、返済期間の延長などを行う方法

任意整理のメリットは、以下の通りです。

 

  • 債務整理の中で最も費用が安い
  • 債務整理の中で最も手続きが早い
  • 債務整理の中で最も影響が少ない(官報に掲載されない、資格制限がないなど)

 

任意整理のデメリットは、以下の通りです。

 

  • 債権者の同意が必要で、拒否される可能性がある
  • 借金の減額率が低い
  • 元金の返済が必要で、安定した収入が求められる

個人再生とは、裁判所に申し立てをして、借金を大幅に減額し、分割で返済する方法

個人再生のメリットは、以下の通りです。

 

  • 借金の減額率が高い(最大80%以上)
  • 住宅ローンなど一部の借金は除外できる
  • 資産を失わない

 

個人再生のデメリットは、以下の通りです。

 

  • 費用が高い(約30万円〜50万円)
  • 手続きが長い(約1年〜2年)
  • 影響が大きい(官報に掲載される、信用情報に10年登録されるなど)

自己破産とは、裁判所に申し立てをして、すべての借金を免除する方法

自己破産のメリットは、以下の通りです。

 

  • 借金の返済義務がなくなる
  • 手続きが比較的早い(約半年〜1年)
  • 借金の額や種類に関係なく適用できる

 

自己破産のデメリットは、以下の通りです。

 

  • 費用が高い(約20万円〜30万円)
  • 資産を失う(一部の生活必需品を除く)
  • 影響が大きい(官報に掲載される、信用情報に10年登録される、一部の職業に就けなくなるなど)

債務整理は20代のうちに!早めの手続きで人生を再構築しよう!まとめ

20代で債務整理することは恥ずかしいことではなく、借金問題を解決するための有効な手段です。

 

結婚や出産など、人生の大きなライフイベントをむかえるまでに、借金問題に片を付けておいた方がよいためです。

 

債務整理に詳しい弁護士や司法書士に相談してみましょう。

 

筆者は経験上、債務整理は弁護士に依頼すべきだと思っています。

 

債務整理は決しては小さな決断ではありませんので、迷われる方も多いと思います。

 

なかでも「任意整理」はブラックリストに掲載される期間が短く、影響の少ない手続きとして人気があります。

 

弁護士に相談して、納得したうえで債務整理を正式に依頼しましょう。

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