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債務整理をするとブラックリストに載るため、ローンが組めなくなると聞いたことがありますよね?
筆者は自己破産を経験しているのですが、債務整理後はしばらくローンを組むことはできません。
ブラックリストに載るとローンが組めなくなるというのは本当です。
ただ、債務整理の種類によって制限のある期間はことなります。
債務整理後、ブラックリストの解除時期について解説しますので是非参考にしてください。
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債務整理の種類によって、ブラックリストの解除期間はことなります。
債務整理の方法によって信用情報機関に登録される事故情報の内容や期間が違うからです。
一般的には、債務整理の方法が強制的なものであればあるほど、ブラックリストに載る期間は長くなります。
たとえば、任意整理は債権者との話し合いによって債務を減額する方法なので、ブラックリストに載る期間は5年程度です。
一方、自己破産は裁判所によって債務を免除する方法なので、ブラックリストに載る期間は10年程度です。
筆者は自己破産していますが、破産開始決定から5年経った頃クレジットカードを発行できました。
一方、8年が経過した現在でも、債務整理の対象となったRカードの発行は審査が通りません。
また、信用情報機関によってもブラックリストに載る期間はことなります。
たとえば、個人再生の場合、CICでは完済日から5年、JICCでは完済日から5年(2019年9月30日以前の契約・借入れでは、個人再生手続の開始決定日から5年)、KSCでは完済日から5年または手続開始決定日から7年のいずれか遅い方となります。
株式会社シー・アイ・シー(以下、CIC)は、クレジット会社の共同出資により、昭和59年に設立された、主に割賦販売や消費者ローン等のクレジット事業を営む企業を会員とする信用情報機関です。
株式会社日本信用情報機構(JICC)は、信用情報の収集・登録・管理・提供並びに交流をおこなっている民間企業です。
イー・ローン(KSC)は、銀行や信用組合、信用金庫、農協などの金融機関が加盟する信用情報機関です。
債務整理後のブラックリストに載る期間は、5~10年程度といわれています。
債務整理の方法や信用情報機関によってことなるため、一概にいえないのが実情です。
しかし、債務整理をすると最低でも5年間はブラックリストに載ることになります。
また、2019年9月30日以前の契約・借入れについては、10年間ブラックリストに載る可能性が高いです。
2019年9月30日以前の契約・借入れについては、10年間ブラックリストに載る可能性が高いのは、その日が信用情報の掲載期間の上限を定めた改正貸金業法の施行日だからです。
それ以前に契約・借入れをした場合、事故情報は最長10年間掲載されますが、それ以降に契約・借入れをした場合、事故情報は最長5年間掲載されます。
ブラックリストに載っている間はローンやクレジットカードが利用できません。
なぜなら、信用情報に事故情報が登録されているからです。
そのため、ローンやクレジットカードなどの金融商品を申し込む際に審査が通りづらくなるのです。
金融機関は、信用情報機関に加盟しており、申し込み者の信用情報を確認することができます。
事故情報があると、返済能力が低いと判断され、金融商品の提供を拒否されます。
また、ブラックリストに載っている間は、賃貸住宅の契約や携帯電話の契約などにも影響が出ることがあります。
これらの契約も信用情報を参照することがあり、事故情報があると不利になる可能性があるのです。
債務整理をすると、持っているクレジットカードは使えなくなりますし、新しいカードの発行は拒否されます。
しかし、デビットカードは債務整理直後でも発行できます。
クレジットカードと同じように使えますので、発行しておくと便利です。
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信用情報機関の事故情報は消去されるが、社内ブラックは残るというのは、信用情報機関に登録された金融事故の記録は一定期間(5年~10年)で削除されます。
しかし、その会社が独自に保有するデータベースに登録された金融事故の記録は無期限で残るということです。
つまり、信用情報機関の記録が消えても、その会社からは二度と借り入れやカード申込みができない可能性が高いということです。
債務整理を行った会社からは借り入れやカード申込みができない可能性が高くなります。
なぜなら、債務整理をすると、その会社に対する借入が免除または減額されるため、会社にとっては損失となるからです。
そのため、その会社は債務整理を行った人を社内ブラックに登録し、再び借り入れやカード申込みをさせないようにするのです。
また、債務整理を行ったこと自体が信用情報機関に登録されるため、他の会社からも借り入れやカード申込みができなくなる可能性もあります。
筆者は自己破産してから8年が経過しました。5年経過したときからクレジットカードの新規発行を試みていますが、債務整理の対象となったRカードは未だに審査が通りませんが、債務整理の対象ではなかったMカードは発行できました。
債務整理を行わない会社からは借り入れやカード申込みができる可能性があります。
なぜなら、債務整理を行わない会社に対しては返済を継続するため、損失とはならないからです。
そのため、その会社としては社内ブラックに登録しないこともあるようです。
また、債務整理を行わないこと自体が信用情報機関に登録されないため、他の会社からも借り入れやカード申込みができる可能性があります。
ただし、債務整理を行わない会社から借り入れやカード申込みができる可能性があるというのは、あくまで可能性であり、必ずしもそうなるとは限りません。
その会社が信用情報機関に加盟している場合は、債務整理を行った他の会社の記録を見ることができるため、審査に通らない可能性があります。
また、その会社が信用情報機関に加盟していなくても、債務整理を行った他の会社からの連絡や、申告内容と実際の収入や負債の状況に矛盾がある場合は、審査に通らない可能性があります。
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ブラックリスト解除後でも、審査基準が厳しいローンやクレジットカードは申し込まない方が良いでしょう。
たとえば、大手銀行や大手クレジットカード会社は、信用情報機関の情報だけでなく、社内ブラックの情報も参照することがあります。
審査に通りやすいローンやクレジットカードは、信用情報機関の情報を重視しない、あるいは参照しないものです。
たとえば、ネットバンクやネット系クレジットカード会社は、信用情報機関の情報よりも、申告内容や収入証明書などの書類を重視することがあります。
また、審査に通りやすいローンやクレジットカードは、審査基準が緩い、あるいは審査なしのものです。
たとえば、ショッピングクレジットやデパートカードは、審査基準が緩いことがあります。
また、プリペイドカードやデビットカードは、審査なしで発行できることがあります。
筆者は自己破産の直後にRデビットカードの発行を申し込み、すぐに発行するしてもらうことができました。
債務整理後にデビットカードを発行しておくと、ネット通販の支払いなどで使えるので便利です。
ブラックリスト解除後でも、信用情報機関の情報は定期的に更新されます。
そのため、信用情報の更新や改善に努めることが、審査に通るためのコツです。
信用情報の更新や改善に努める方法は、以下のようなものがあります。
筆者も債務整理後に発行したMカードで、毎月、少額の利用で使っています。決して高額な買い物には使わず、一括払いのみで使用しています。間違っても「リボ払い」などでは使わないようにしましょう。
ブラックリスト解除後でも、審査に通るためには、収入や勤続年数などの安定性をアピールすることが重要です。
収入や勤続年数などの安定性をアピールする方法は、以下のようなものがあります。
ブラックリスト解除後でも、審査に通るためには、連帯保証人や担保を用意することが有効な場合があります。
連帯保証人や担保を用意する方法は、以下のようなものがあります。
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この記事では、債務整理後にローンが組めるのか解説しました。
債務整理後は一定期間ブラックリストに信用情報が登録されるため、新たなローン契約はできなくなります。
ブラックリストの解除期間は手続きによってことなりますので、あなたの借入状況を診断したうえで最適な手続きを選択することが重要です。
筆者のように自己破産すると10年は借り入れできなくなりますので、あなたにはできるだけ短期間でローンを組めるようになっていただきたいです。
また、ブラックリストに登録されても期間を短縮するコツも紹介しましたので、債務整理されたときは試してみてください。